催眠術にかかりやすい人の特徴とは?プロが教える安全な見分け方と活かし方
この記事の結論 |
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この記事では、催眠術にかかりやすい人の特徴を、スタンフォード大学などの研究データと、著名人を含む50万人以上に催眠をかけてきた実体験の両方から解説します。
また、「性格が弱いからかかるのでは?」「洗脳されない?」といった不安にも、厚生労働省eJIMなどの公的な情報をもとに答えていきます。
催眠術に興味がある人や、自分が催眠術にかかりやすい人かどうかを確かめたい人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
催眠術にかかりやすい人とは?まず結論からイメージをつかむ



催眠術にかかりやすい人とは、「イメージや物語の世界に深く入り込みやすい人」です。
スタンフォード大学などの研究では、「催眠感受性」という概念が使われていて、人によって催眠のかかりやすさに大きな個人差があることが、1950年代から一貫して確認されています(Patterns of Hypnotic Response など)。
私自身も、テレビやイベント、YouTubeなどで50万人以上の方に催眠術をかけてきましたが、同じような誘導をしても、すぐに深い催眠に入る人もいれば、ゆっくり時間をかけて慣れていく人もいます。
催眠術にかかりやすいかどうかは「才能」だけでなく、「イメージの使い方」や「協力する姿勢」「環境づくり」でも大きく変わります。 |
まずは人口全体で見たときに、催眠術にかかりやすい人がどれくらいいるのかを整理してみます。
催眠術にかかりやすい人は人口のどのくらい?三つのグループに分かれる
多くの研究では、催眠感受性は「低」「中」「高」の三つのグループに分かれることが知られています。
スタンフォード大学などの代表的な研究のまとめでは、以下のようなおおまかな分布が報告されています(Patterns of Hypnotic Response, Revisited などの総説)。
※あくまで代表的研究のまとめであり、厳密な母集団統計ではありません。
グループ | 催眠へのかかりやすさ | おおよその割合 |
低感受性 | 深い催眠には入りにくい | 約25% |
中等度 | 条件が整えばある程度かかる | 約60% |
高感受性 | 強い暗示にもしっかり反応する | 約15% |
強く催眠術にかかりやすい人(高感受性)は全体の一部ですが、「まったくかからない人」が大多数というわけではない、という点が重要です。 |
催眠術にかかりやすい人は「洗脳されやすい人」ではない
催眠術にかかりやすい人というと、「だまされやすい人」「意志が弱い人」というイメージがあるかもしれません。
しかし、多くの研究レビューでは、催眠感受性は一般的な性格の弱さや精神疾患の有無とは強く結びついていないことが報告されています(例:PMC5388343 のレビューなど)。
私の現場の印象でも、経営者やエリートアスリート、人気タレントなど、「むしろメンタルが強い」とされる方ほど、催眠術にかかりやすいことは珍しくありません。
催眠術は「相手の意志を完全に奪う魔法」ではなく、「協力してくれる人と一緒に作る特殊な集中状態」です。この前提を抑えておくと、怖さがかなり減ります。 |
催眠術にかかりやすい人の代表的な特徴5選



催眠術にかかりやすい人には、いくつかの心理的な特徴が共通して見られます。
ここでは、研究で繰り返し確認されているポイントと、私が現場で感じてきた印象が重なる部分を中心に、5つの特徴として整理します。
催眠術にかかりやすい人の主な特徴 |
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特徴①:物語や映画に深く入り込みやすい「吸収性」が高い
研究で最も重要視されているのが、「吸収性(Absorption)」という特性です。
吸収性とは、「映画・音楽・本・自分の想像の世界などに、強く没頭しやすいかどうか」を表す心理特性です。
Tellegenらが作成した「Tellegen Absorption Scale」では、この吸収性と催眠感受性のあいだに相関係数 r ≒ 0.40〜0.60という、比較的強い関連が繰り返し報告されています(Gliskyら 1991 など)。
「映画を見ていると、現実を忘れるくらい入り込んでしまう」人は、催眠術にかかりやすい人である可能性が高いと言えます。 |
特徴②:頭の中のイメージが鮮明で、体感も伴いやすい
次に大事なのが、心の中でイメージを思い描く力です。
研究では、視覚イメージの鮮明さや、イメージを自由にコントロールする力が高い人ほど、催眠感受性が高い傾向があると報告されています。
カナダの大学の研究では、俳優とアスリートを比較したところ、俳優(特に女性俳優)はアスリートよりも催眠感受性が高いという結果も出ています(HGSHS:Aを用いた研究、HYPNOTIC SUSCEPTIBILITY AND IMAGERY SKILLS OF ACTORS AND ATHLETES)。
舞台で役になりきる俳優のように、「イメージの世界に自分を溶け込ませるのが得意な人」ほど、催眠術にかかりやすい人であることが多いです。 |
特徴③:催眠に対して前向きで、協力的である
催眠術は、相手の協力があって初めて成り立つ技術です。
多くの研究で、催眠への期待(expectancy)やモチベーション、協力度が高いほど、催眠感受性テストの得点も高くなりやすいことが報告されています。
現場でも、「テレビで見て憧れていたので、ぜひかかってみたいです!」という人は、同じ誘導をしても、疑いながら受けている人よりスムーズに反応することがとても多いです。
「騙されないぞ」と身構えながら受けると、集中が分散されるため、催眠術にかかりやすい人であっても本来の力が発揮されません。 |
特徴④:ファンタジー型か解離型か、2つの高感受性タイプ
Barrettという研究者は、高い催眠感受性を持つ人を、「ファンタサイズ型」と「解離型」という2タイプに分けています。
ファンタサイズ型の人は、日常的に空想にふけりやすく、物語や妄想の世界を鮮やかに体験しやすいタイプです。
解離型の人は、注意や意識が部分的に切り離されることがあり、「気づいたら時間が飛んでいた」「運転していたのに、気づいたら目的地だった」のような経験が多い傾向があります。
高感受性タイプのざっくりイメージ |
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どちらのタイプも、平均より催眠術にかかりやすい人であることが研究で報告されています。
特徴⑤:ビッグファイブ性格(外向性・内向性など)とはほぼ無関係
「外向的な人は催眠術にかかりやすい人なのでは?」と思う人も多いです。
しかし、ビッグファイブ(外向性・協調性・誠実性・神経症傾向・開放性)などの一般的な性格特性と催眠感受性の関係は、多くの研究ではっきりしないか、あってもかなり小さいとされています(PMC5388343 など)。
私の体感でも、内向的なクリエイター気質の人が深くかかったり、明るく社交的な人があまり反応しなかったりと、「外向的=かかりやすい」とは言えません。
催眠術にかかりやすい人かどうかは、「性格の良し悪し」や「メンタルの強さ・弱さ」とはほぼ別問題です。 |
簡単セルフチェック|自分は催眠術にかかりやすい人?



本格的な催眠感受性テスト(SHSSやHGSHSなど)は、専門家が実施する必要があります。
ただし、日常の行動や感じ方から「催眠術にかかりやすい人かどうかの目安」を知ることはできます。
ここでは、私が現場で「この人はかかりやすそうだな」と感じるポイントを、研究の内容となるべく重ねながらセルフチェック形式にしてみます。
セルフチェック:催眠術にかかりやすい人の傾向 |
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当てはまる数が多いほど、催眠術にかかりやすい人である可能性は高いと言えます。
ただし、これはあくまで簡易的な自己チェックなので、「1つしか当てはまらない=絶対にかからない」という意味ではありません。
かんたんイメージワークで「吸収性」を体感してみる
ここでは、ごくシンプルなイメージワークを紹介します。
これは催眠ではありませんが、自分の「吸収性」や「イメージ力」の感覚を知るヒントになります。
手順:簡単なイメージワーク |
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このとき、口の中に唾液が出てきたり、本当に酸っぱく感じたりした人は、イメージが体に強く影響するタイプです。
こういった反応が起こる人は、催眠術の暗示にもスムーズに反応しやすく、催眠術にかかりやすい人と考えられます。
レモンのイメージで身体が反応するのは、「思い込みや想像が、実際の感覚に影響を与える」ことの、ごく日常的な例です。 |
正式な催眠感受性テストとの違いについて
研究の世界では、スタンフォード大学のStanford Hypnotic Susceptibility Scale(SHSS)や、ハーバード大学のHarvard Group Scale(HGSHS:A)などが、催眠感受性を測るための標準的なテストとして使われています。
これらのテストでは、標準化された誘導文を用いながら、「手がくっつく」「腕が重くなる」など、具体的な暗示への反応を複数チェックし、その合計得点で「かかりやすさ」を評価します。
ただし、これらはあくまで研究用・教育用のツールであり、日常的に自分で再現することは推奨されません。
専門的な催眠テストを受けたい場合は、医療機関や資格を持つ催眠療法士など、信頼できる専門家に相談することをおすすめします。 |
催眠術にかかりやすい人になるメリットとデメリット



催眠術にかかりやすい人であること自体は、良い悪いで判断するものではありません。
ただし、「どう活かすか」を知っておくことで、人生の中でプラスに働かせることができます。
まずはメリットから見ていき、そのあとでデメリットや注意点も正直にお伝えします。
催眠術にかかりやすい人であることの主なメリット |
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メリット①:エンタメとしての催眠術を思いきり楽しめる
まず一番わかりやすいのが、ショーやバラエティでの催眠術を全力で楽しめるというメリットです。
テレビ番組やYouTubeで、はじめしゃちょーさんや那須川天心さん、さまぁ〜ずさん、GENERATIONSのメンバーなどに催眠をかけてきましたが、催眠術にかかりやすい人は、見ている人も笑顔にするくらい、ダイナミックなリアクションを見せてくれます。
実際に体験した人からは、「夢の中と現実の間みたいな、不思議で気持ちいい感覚だった」「子どもの頃のように素直に楽しめた」といった感想が多いです。
安全な環境であれば、催眠術にかかりやすい人ほど、一生の思い出になるような体験を味わえます。 |
メリット②:リラクゼーションや睡眠の改善に活かしやすい
催眠の世界には、ショーだけでなく、催眠療法(ヒプノセラピー)という分野もあります。
厚生労働省のeJIMが2023年にまとめたレビューによると、睡眠障害に対する催眠療法を扱った44件の研究のうち、47.7%が「有益な効果あり」と報告し、22.7%が混合、29.5%が効果なしという結果でした。
特に睡眠障害のみを対象にした11件の研究では、54.5%が有益、36.4%が混合、9.1%が効果なしとされており、一定数の人には役立つことが示されています(厚生労働省eJIM「睡眠障害 – 催眠療法」)。
催眠術にかかりやすい人ほど、リラクゼーションや睡眠改善の催眠療法との相性が良い可能性があります。 |
メリット③:スポーツや自己成長のイメージトレーニングに役立つ
スポーツの世界では、イメージトレーニングが欠かせないと言われます。
催眠術にかかりやすい人は、そもそもイメージ力が高いことが多いため、自己暗示やメンタルトレーニングを日常で活かしやすいです。
私が関わったアスリートの中にも、「試合前に自分なりのセルフ催眠をすることで、集中力が安定した」という声がありました。
ただし、メンタル不調や病気が疑われる場合は、必ず医師や専門家に相談し、自己流だけで何とかしようとしないことが大切です。 |
催眠術にかかりやすい人だからこそのデメリット・注意点



催眠術にかかりやすい人であること自体が危険というわけではありません。
ただし、「どんな場面で」「誰に対して」心を開くかについては、意識的に選ぶ必要があります。
ここでは、よく誤解される点も含めて、3つの注意点を取り上げます。
催眠術にかかりやすい人の主なデメリット・注意点 |
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デメリット①:悪質な相手には心理的に利用されやすい面もある
催眠術にかかりやすい人は、人の言葉や雰囲気を受け取りやすいタイプでもあります。
そのため、もし悪意のある相手に出会ってしまえば、強引な勧誘や過度な「思い込み」を植えつけられるリスクは、平均より少し高いかもしれません。
ただしこれは、いわゆる「マインドコントロール」や「洗脳」というよりも、「人の話を信じやすい」というレベルの話です。
大切なのは、怪しい高額商材や、やたらと不安をあおる人から距離を取ることです。 催眠を学ぶときも、実績や資格、口コミを必ず確認しましょう。 |
デメリット②:感情移入が強くて、疲れてしまうことがある
映画やドラマ、他人の話に深く入り込みやすい人は、その分だけ心が揺さぶられやすいです。
感動する分には良いのですが、ネガティブなニュースやSNSの炎上などにも強く反応してしまうことがあります。
これは催眠術にかかりやすい人の豊かな感受性の裏返しでもあり、上手にコントロールすればクリエイティブな才能としても活かせます。
ニュースやSNSを見すぎない、寝る前はポジティブなコンテンツに触れるなど、自分の心の「入り口」を意識的に調整する習慣が役立ちます。 |
デメリット③:「自分はコントロールされるのでは」と不安になりやすい
催眠術にかかりやすい人ほど、「もし本当にかかったら、自分は自分でいられなくなるのでは?」と不安を抱きがちです。
しかし、研究でも現場でも、本人が道徳的・倫理的に強く拒否することを、催眠で無理やりさせることは非常に難しいことが知られています。
ショーなどで「普段ならしないような行動」をするのは、その場の空気やエンタメとしての期待が大きく影響していて、「理性が完全に奪われている」わけではありません。
不安を感じる場合は、事前に催眠術師やセラピストに率直に相談し、「してほしくないこと」「OKな範囲」を必ず伝えましょう。 |
科学と現場から見る「催眠術にかかりやすい人」と安全性


催眠は、専門家が適切に扱う限り、一般に安全な技法とされています。
ここでは、特に催眠術にかかりやすい人が知っておきたい、「臨床分野での扱われ方」と「日本での制度的な位置づけ」を簡潔に確認します。
厚生労働省eJIMによる催眠療法の評価
厚生労働省の「eJIM(イージム)」は、補完代替医療に関する公的な情報サイトです。
2023年の「睡眠障害 – 催眠療法」のページでは、催眠療法は「特別な訓練を受けたライセンスを持つ催眠療法士が指導すれば一般に安全」であると記載されています。
前述のように、44件の研究のうち47.7%が睡眠に有益な効果を報告しており、副作用に関する重大な報告は限定的です。
公的機関も、「適切な専門家による催眠療法」であれば概ね安全と評価しているという点は、大きな安心材料になります。 |
日本での法律・制度面の位置づけ
日本には、催眠術そのものを包括的に定義・規制する専用の法律は、少なくともe-Gov法令検索では確認できません(2026年時点での確認)。
ただし、医師が診療行為として催眠療法を行う場合は、医師法などの医療関連法規の枠組みの中で扱われます。
一方で、民間の催眠術師や催眠療法士が行う行為についての、詳細な行政ガイドラインや判例は、公的資料ベースでは「未確認」です。
医療目的で催眠療法を受けたい場合は、医療機関や、国際的な資格(例:NGH米国催眠士協会など)を持つ専門家を選ぶことをおすすめします。 |
催眠感受性と治療効果の関係
「催眠術にかかりやすい人=治療効果も必ず高い」というわけではありません。
一部のメタ分析的なレビューでは、催眠感受性スコアが治療アウトカムの分散の約6%しか説明していないという報告もあります。
つまり、かかりやすさは1つの要素にすぎず、セラピストとの相性や、問題の種類、生活習慣なども大きく影響するということです。
催眠術にかかりやすい人は有利な面もありますが、「かかりにくい=治らない」ではありません。 総合的なアプローチが大切です。 |
催眠術にかかりやすい人になるためのコツとトレーニング


生まれつきの感受性は人それぞれですが、催眠術にかかりやすい状態を作る「スキル」は誰でも高めることができます。
ここでは、自宅でできる範囲のトレーニングと、実際に催眠術を受けるときの心構えを紹介します。
催眠術にかかりやすい状態をつくるコツ |
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コツ①:リラックス状態を「スイッチ」のように作れるようにする
催眠術にかかりやすい人の多くは、リラックスと集中の切り替えが上手です。
簡単な方法として、「4秒吸って、4秒止めて、8秒吐く」という呼吸法を1日3分ほど続けるだけでも、身体が「今は落ち着く時間だ」と学習していきます。
実際に私が催眠の現場で使う導入も、こうした呼吸や身体の感覚に意識を向けるところから始まります。
「いつもの呼吸=リラックス」という条件づけができると、催眠術に入るスピードがぐっと上がります。 |
コツ②:日常の中でイメージ力を鍛える
イメージ力は、筋トレのように鍛えることができます。
たとえば、通勤中や入浴中に「今日一番楽しかった瞬間」を、色や音、匂い、感触まで含めてできるだけ詳しく思い出す練習をしてみてください。
最初はぼんやりしていても、1週間ほど続けると、「昨日より少し鮮明に感じる」と気づく人が多いです。
無理に「見なきゃ」と力む必要はありません。 イメージは「ふわっと浮かんでくるもの」を大事にする方が、催眠術との相性も良くなります。 |
コツ③:催眠に対する前向きな期待を育てる
催眠への期待や信頼は、感受性を高めるうえでとても大切です。
とはいえ、「絶対にかからなきゃ」とプレッシャーをかけると、逆に緊張してしまいます。
おすすめは、「もし催眠術にかかったら、どんな面白いことが起きそうか」を、ポジティブな妄想として楽しんでおくことです。
「うまくいったらラッキー」くらいの軽さで構えておくと、かえって自然に催眠状態に入りやすくなります。 |
コツ④:信頼できる相手に身を委ねる練習をする
催眠術は、「自分が完全にコントロールされる」ものではありませんが、ある程度、人に任せる感覚は必要です。
日常の中で、「この人には任せても大丈夫」と思える人に、簡単なことをお願いするなど、「委ねる感覚」に少しずつ慣れておくと、催眠の場面でも「力を抜く」ことがしやすくなります。
私の経験では、「普段から何でも自分で抱え込みがちな人」は、最初はかかりにくくても、少しずつ人に任せる感覚を覚えていくと、催眠の入り方も変わってきます。
もちろん、誰にでも心を開けば良いわけではありません。信頼できる相手を見極める目を持つことが前提です。 |
「催眠術にかかりやすい人」に関するよくある質問


本当に催眠術にかかりやすい人と、全くかからない人がいるのですか?
研究では、確かに「高感受性」「中等度」「低感受性」という3つのグループが報告されていて、高感受性の人は全体の10〜15%ほどとされています。
ただし、「まったくかからない人」が圧倒的多数というわけではありません。
多くの人は、環境や誘導の仕方、本人のリラックス度合いなどが整えば、「軽い催眠」や「イメージが膨らむ感覚」を体験できます。
催眠術にかかりやすい人は、洗脳されやすい性格なのでしょうか?
そのようなイメージがありますが、科学的な研究からは支持されていません。
催眠感受性は、ビッグファイブ性格や精神疾患の有無と強く結びついていないという報告が多く、「だまされやすさ」「意志の弱さ」とイコールではありません。
実際には、感受性やイメージ力が豊かな人が多く、その力をどこに向けるかで、長所にも短所にもなり得るというイメージに近いです。
一度も催眠術にかかったことがない人でも、練習すればかかりやすくなりますか?
完全に同じレベルの高感受性になるとは限りませんが、多くの人は「かかりやすい状態」になるトレーニングで変化が出ます。
リラックス法、イメージトレーニング、催眠への前向きな期待づくりなどを続けることで、初回よりも2回目、3回目の方がスムーズに反応するパターンは、現場ではよく見られます。
初めての方ほど緊張しやすいので、「失敗しても良い」という気持ちで、数回はチャレンジしてみると良いと思います。
催眠術にかかりやすい人は、日常生活でも暗示に流されやすくなりますか?
日常生活では、「催眠状態」のような深いトランスには基本的に入っていません。
ただし、もともと人の言葉や雰囲気に敏感なタイプが多いので、ネガティブな情報や強い言葉を浴び続けると、気分が影響されやすい面はあります。
その意味では、ニュースやSNSとの付き合い方、付き合う人の選び方には、平均以上に気を配る価値があります。
催眠術にかかりやすい人が、催眠療法を受ける際に気をつけることは?
まず、医療目的であれば医師や、公的・国際的な資格を持つ催眠療法士を選ぶことが大前提です。
次に、「してほしくないこと」「触れてほしくないテーマ」があれば、事前に必ず伝えることが大切です。
不安や違和感を無理に押し殺さず、質問や相談に丁寧に答えてくれる専門家を選んでください。
まとめ|催眠術にかかりやすい人の特徴を知れば、怖さより可能性が見えてくる


催眠術にかかりやすい人とは、イメージや物語の世界に深く入り込む力を持った、感受性豊かな人です。
研究では、吸収性が高い人、イメージを鮮明に感じられる人、催眠に前向きで協力的な人が、「かかりやすい人」であることが繰り返し示されています。
一方で、性格の弱さや病的な傾向とは強く結びついておらず、「洗脳されやすい人」というイメージは科学的な裏付けが乏しいことも分かっています。
この記事のポイントおさらい |
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催眠術にかかりやすい人かどうかは、「良い・悪い」を決めるものではなく、「どんな可能性を持っているか」を知るためのヒントです。
自分のタイプを理解したうえで、信頼できる人と、安心できる環境で催眠を体験すれば、エンタメとしてもセルフケアとしても、大きなプラスになります。
この記事が、「催眠術にかかりやすい人」である自分を好きになり、上手に活かしていくきっかけになればうれしいです。

